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BookReport「マインドセット「やればできる! 」の研究」

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マインドセット「やればできる! 」の研究 という本を読みました。 マインドセット「やればできる! 」の研究 こちらの本を読んだきっかけと読後の考察をまとめました。 読んだきかっけ ある記事で、いまのマイクロソフトの原動力になった本として紹介されていたためです。 1つのマインドセットがマイクロソフトを1兆ドル企業に導いた https://www.businessinsider.jp/post-195064 本の内容 この本では、硬直マインドセット(fixed mindset)としなやかなマインドセット(growth mindset)という、2つのマインドセットを対比させ、人生を切り拓くために必要な心構えを解説しています。 スポーツ、ビジネス、対人関係、教育といった各分野において、それぞれのマインドセットを持つ人がどのような思考で失敗あるいは成功していくのかが豊富な事例で示されています。 本書の主題であるこの2つのマインドセットについて、簡単に紹介します。 硬直マインドセット(fixed mindset) 自分の能力は持って生まれたものであり、固定的で変わらない。 失敗をすることで自分の能力を否定されることを恐れて挑戦しようとしない。 自分は優秀だと思っており、努力を必要としないと考える。 しなやかなマインドセット(growth mindset) 人間の基本的資質は努力次第で伸ばすことができる。 結果の成功・失敗よりその過程で何を学び成長することができたかを重視する。 マインドセットは変わろうと意識することで「しなやかなマインドセット」になることができると説いていますが、それには不断の努力が必要とも述べています。 この本を読み終えて 結論から言うと、しなやかなマインドセットである方が良く、硬直マインドセットだと人生失敗するぞという内容です。 しなやかなマインドセットの人が持つ、成功や失敗といった結果以上にその過程での学びを重視する姿勢は、非常に重要だと感じました。 特に本書は、自分自身のマインドセットはどうあるべきかという点と、他人(自分の子どもや部下)に対してどのように接するべきかという点に言及しており...

BookReport「あたりまえを疑え/澤円」

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澤円氏の著書「あたりまえを疑え」を読みました。 あたりまえを疑え。 自己実現できる働き方のヒント 仕事に対する考え方などとても刺激になったので、私なりの考察を書きたい思います。 本の内容 本のタイトルの通り、あらゆる場面における「あたりまえ」に対して「疑う」視点を持つことの重要性を説いています。そして、疑うことでみえてくる本質を見極め、いかに自身の成長に繋げるか、というのが全体を通しての主張であると感じました。 本の章立ては以下の通りです。 CHAPTER01 時間・タスクを疑う CHAPTER02 ルール・慣例を疑う CHAPTER03 コミュニケーションを疑う CHAPTER04 マネジメントを疑う CHAPTER05 自分自身を疑う 章立てからもわかるように、いろいろな視点から常識や無意識な慣習について疑問を提示しています。文章はとても読みやすく「こんなルールあるよね?」「こんな人いるよね?」といった具体例が多く登場し非常にイメージしやすく読みやすかったです。 また、澤氏はVoicyという音声メディアでの情報発信を行っており、澤氏のVoicyを聞いている読者の中には、本を読みながら澤氏本人が語りけてくるような感覚になったそうです。 この本を読んで 私にとって刺さった言葉をいくつかあげたいと思います。 外のものさしを持つこと (CHAPTER01/p53) 今の会社でそれなりに仕事をこなし、上司からある程度信頼を得るようになりましたが、漠然と「このままでいいのか?」という思いでいました。親会社と限られた協力会社とのやり取りだけしかない環境で、自分は成長できているのかという不安を感じていました。 「外のものさし」をつかって自分を客観的に見ることで、漠然とした不安を自らの課題に具体化することができました。 正解を探す呪縛から解放されよう (CHAPTER02/p93) 著書のなかで、成長するためには失敗を許容する環境を作ることが重要である指摘しています。ここ最近の私の仕事への姿勢も無意識に失敗を恐れ、出来ることしかやらないようになっているのではと気付かされました。成長するためには挑戦しなくてはいけない。このようなマインドをしっかり持ちたいと思いました。 ...